学会について
Society for Mucosal Immunology (SMI) は、1987年に粘膜免疫学分野に関連する研究と教育の向上を目指して設立されました(学会小史をご参照ください)。 今日、本学会は、37ヶ国、700人以上の基礎ならびに臨床医学研究者の多様なグループを代表しています。
通常、一般的な免疫学者は、脾臓、リンパ節、または末梢血における免疫反応を研究しますが、粘膜免疫学者は、大部分の抗原の体内への入り口である消化管、呼吸器、泌尿生殖器、口腔、および眼球の粘膜表面での免疫反応を重点的に取扱っています。 これらの器官の表面は、数多くの病原微生物に対する生体防御の最前線となります。 興味深いことに、粘膜免疫系は、腸内共生微生物フローラと無害な食物の両方の抗原を病原体と区別することが通常可能です。 そして、それぞれのタイプの区別に対して適切に反応します。 このような区別を可能にする粘膜免疫系に独特な特徴が、粘膜免疫学研究の中心的な課題です。 それと同様に、粘膜免疫系に備わっている、無害な抗原と病原体を区別する能力に異常が起こって引き起こされる病態の研究も重要です。 例えば、炎症性腸疾患と食物アレルギーがこれに含まれます。 疾患予防や治療に粘膜免疫系の独特な特徴を利用することには、経口または経鼻投与型のワクチン、アジュバント、および免疫治療薬の開発と改良が含まれており、これらは多くの関心を集める急速に成長したもう一つの領域です。

