Research Highlights

Nature Nanotechnology Published online: 8 September 2006 | doi:10.1038/nnano.2006.59

Subject Category: Nanometrology and instrumentation

画像化:ギャップに注目

Imaging: Mind the gap

ImagingMind the gap

© 2006 National Academy of Sciences USA

金ナノディスクアレイによって、表面増強ラマン散乱強度はディスクの厚さとギャップの大きさによって変動することが実証された。

電磁気的機構は、表面増強ラマン散乱(SERS)効果つまり金属表面が作る局所電場から発生するラマン信号の増幅について記述する2つの説明のうちの1つである。しかし、この機構の特徴をつかむためには、化学組成が明確で粒子間距離を制御できるSERS活性ナノ粒子を作成する必要がある。

今回、米国ノースウェスタン大学のG SchatzとC Mirkinのグループは、オンワイヤー・リソグラフィーを用いてさまざまな間隔をもつ金ナノディスクを作成し、この現象の研究を行った。彼らは、金とニッケルのセグメントから成るナノワイヤーを作成した1。各セグメントの長さを慎重に制御し、ニッケル部分を選択的に除去することで、望みどおりの間隔を有する金ナノディスクアレイが得られた。46のさまざまな金ナノディスクアレイのSERS効果を測定し、ギャップ数、ディスク厚、ギャップ寸法の比較ができた。厚さとギャップは重要であったが、以前の報告に反して最も小さなギャップで増強が最大になることはなかった。

SERSの説明には一致した意見がないが、この研究によって電磁気的機構の解明が進んだ。さらに、MirkinとSchatzは、金ナノディスクは分光センシングや生物・化学センシングに応用できると推測している。

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References

  1. Qin, L. et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2006).
    Published online 24 August 2006  | Article |

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